210412

 和の習い事がしたい。

 着付け。茶道。日本舞踊。生花。

 書道もまたやってみたいなあと思いつつ……

 

 茶道の本をチラ見した。気になった言葉。

 

裂古破今

騎牛求牛

寒江独釣

 

 有馬頼底『やさしくわかる茶席の禅語』世界文化社、2010年より。

 

 青空文庫与謝野晶子「小鳥の巣」を少しずつ読む。以下一部抜粋。

時に先だち歌ふ人、

しいたげられて光る人、

豚に黄金をくれる人、

にがい笑を隠す人、

いつも一人で帰る人。

 

赤い桜をそそのかし、

風の癖なるしのび足、

ひとりで聞けば恋慕らし。

雨はもとより春の糸、

窓の柳も春の糸。

 

見る夢ならば大きかれ、

美しけれど遠き夢、

険しけれども近き夢。

われは前をば選びつれ、

わかき仲間は後の夢。

 『晶子詩篇全集』108-109頁より。

 

「雨はもとより春の糸」という表現が清らかで美しい。

「美しけれど—」はとても共感できる。