210413

 久しぶりに大きめの書店に行ってきた。冷やかし目的が半分、dmmセールで買う候補の本立ち読み目的が半分。

 

 立ち読みして面白そうだった本。

松永美吉『民俗地名語彙事典』筑摩書房

 地名に使われる語彙の説明が載っている。地元も載ってた。創作地名などに使えそう。

武田百合子犬が星見た中央公論新社

 タイトル気になる

エラリイ・クイーン『十日間の不思議』早川書房

 タイトル気になる

三島由紀夫『文化防衛論』筑摩書房

バーバラ・ボーランド『わたしは贋作』早川書房

 新人画家が個展を目前に出展予定の連作が焼失してしまい、絵を描き直すことに……という筋立てが面白そう。

ミン・ジン・リー『パチンコ上・下』文藝春秋

 韓国文学棚にあった本で、装丁の刺繍の絵?がレトロチックでおしゃれ。在日韓国人の人生を描いた小説らしい。

金智英『隣の国のことばですもの』筑摩書房

 詩を分析・解説した論文が多数引用されている。現代詩鑑賞に関する学術的な方法論が知りたかったので、今後チェックしたい。

野崎泉『東郷青児 増補新装版』河出書房新社

 前に百貨店で見かけて以来東郷青児の作品が好きで、作品集欲しいな~と思っている。東郷のアートワークを解説とともに紹介していく形式。個人的には作品の写真をバーンと出しているものが欲しいのと、予算の関係で今回は買わず。

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』小学館

 回顧展の作品集。舞台衣装のデザインなどの写真がバーンと載っていてよい。

『和の背景カタログ 和室・日本家屋』マール社

『和の背景カタログ2 明治・大正・昭和—洋館・和洋折衷の家』

佐藤夕子『形で捉えて簡単に描ける!背景パーツの描き方』グラフィック社

ジグムント・バウマン『近代とホロコースト筑摩書房

大岡信谷川俊太郎『声でたのしむ美しい日本の詩』岩波書店

 

 ヤフオクで気になってる着物に入札した。おしゃれでとても可愛いので手に入れられると良いな。

 

 

青空文庫HP「そらもよう」の記事タイトルが良かった。

「本棚をいっぱいにすれば、嵐にも立ち向かえる」

 

今日読んだのは、巖谷小波「三角と四角」。児童文学作品。

角の数が自慢だった三角定規が、自分より角の多い画板を妬んで嫌がらせをするが、相手を利する結果に終わるという話。

大いに面目を失いましたが、しかし心のうちでわ、まだ負惜しみという奴があって、おのれ生意気な画板め、余計な角をもって来やがって、よくも乃公おれに赤恥をかかせやがったな。どうするか覚えていろと、はてくやしまぎれに良くない了簡りょうけんを起しました。

人間の心情を捉えた文章が印象に残った。